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その夜、
音楽家ラインホルトは朝露の夢をみながら寝返りをうち、偉大な音を待っていた。
その次の夜、
コーボールドが部屋の隅を見つめていると、これまでにないひらめきが降ってきた。
そのまた次の夜、
イーサンはギターがうまくならないことをエマのせいにして、エマはローラにぼやき、
そのまた次の真夜中、
クリストファーは今世紀最大の音を書き取った・・・
そして翌朝、
忘れられた音楽家は濡れた天井をゆっくりと見上げるのだった。
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2013