ジョン・ヘンリック・ドン・ペンバートンの最小限な景色

偉大なる作家、ジョン・ヘンリック・ドン・ペンバートンの晩年の手記の終わりに、こう書かれてありました。
『駆け抜ける都会を飛び出し、汽車を走らせ古き良きオールドタウンで駆け出し時代を、
ペンを走らせ書けない日々を、あとには戻れぬ世界の端の絶海の孤島でひとり晩年を。
朝を越えないご夫人と、腕利き庭師の語り、
その弟子の盗み書きと傲り高ぶる女優の嘆きも今となっては夜明けも待てない。
明日を聞かせる橋渡しはどこまでも、どこへでも、鉄の道を鋭くみつめる…』
さらに続けて、
『作家ほどの愚か者はいない。書けもしないで過去を掻き捨て駆け走る、
これは私にとって賭けであり、かけがえのない書きかけであり、書き捨てようもない走り書き
である。まさに、旅の恥は”書き捨て”・・・なーんちゃって』
そう書いて、彼はこの世を去りました・・・

なーんちゃって!
そんな作家はいやしませんが、それらをちょっと芝居にしてみました。
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2015